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第1問
歯垢は歯についた食べかすである。
正解は×
歯垢(プラーク)は、食べカスではなく、細菌のかたまりと細菌が作り出したネバネバした水に溶けない物質などからできています。歯垢は、うがいをしただけでは決して取ることはできませんので、歯ブラシなどを使ってきちんと落とし、むし歯予防に努めましょう。
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第2問
歯磨き剤を使用しなくても、
しっかりと歯みがきをすれば
むし歯は予防できる。正解は×
むし歯予防のためには「フッ化物」で歯の質を強くし、「歯みがき」や「規則正しい食習慣」などを組み合わせることが大切です。ほとんどの歯磨き剤にフッ化物が含まれています。歯磨き剤を使用して、より効果的にむし歯予防を進めましょう。
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第3問
小さなむし歯であれば痛くなっても、
よく磨いていれば、自然に治ることがある。正解は×
歯の表面の硬い組織は、からだの他の組織と異なり血管や神経が通っていません。したがって、むし歯が一旦進行し、歯の表面の組織が破壊されると、自己の力で組織を再生し修復する力を持っていません。歯に痛みが出ている場合は、むし歯が進行しているケースがほとんどですので、一度歯科医院で診てもらいましょう。
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第4問
甘いお菓子を食後に食べるのと
おやつで食べるのでは食べる量が同じであれば、
むし歯になりやすさはおなじである。正解は×
食事やお菓子で歯垢が酸性になると歯からミネラルが溶け出します。唾液の作用で溶け出したミネラルが再び歯に戻りますが、長時間続くと追いつかずにむし歯になります。食べる量が同じでも間食が多いとミネラルが溶け出している時間が長くなり、むし歯につながることがあります。
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第5問
寝る前にお菓子を食べても、
歯みがきをすればむし歯にならない。正解は×
唾液にはお口の中の食べかすなどを洗い流す洗浄作用があります。また、昼間は唾液の分泌がさかんですが、睡眠中はほとんど分泌されません。したがって、寝る前に飲食する習慣のある人は注意が必要です。
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第6問
キャラメルとチョコレートでは
チョコレートの方がむし歯になりやすい。正解は×
甘い物でも口の中に停滞する時間が長く、歯につきやすい粘着性の食べ物は特にむし歯になる可能性が高くなります。そのため、アメ、キャラメル、ソフトキャンディは特にむし歯になりやすいです。ただし、チョコレートも糖が多く含まれるため、摂取頻度には、気をつけましょう。
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第7問
日本酒やワインも
むし歯の原因になる。正解は
むし歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌です。この細菌は、砂糖が口の中に入ってくると、活発に働いて、歯垢(プラーク)を形成し、その中で「酸」をつくります。むし歯は、この酸によって歯が溶かされる病気です。日本酒(1合)は糖質量が約8g、ワイン(グラス1杯)約2gと、糖質が高めです。
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第8問
炭酸飲料や果汁飲料も
むし歯の原因になる。正解は
炭酸飲料や果汁飲料のpH値は強い酸性のため、歯の表面(エナメル質)を溶かす役割を手伝い、むし歯の原因菌(ミュータンス菌)が活動するためのエネルギー(糖分)がたっぷり含まれています。 もちろん、炭酸や果汁が強い酸性といっても唾液には酸性を中和させる能力があるので多少、炭酸飲料を飲んだからといってエナメル質が溶けるわけではありません。むしろ問題なのは口の内に残る炭酸飲料や果汁飲料の糖分です。
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第9問
コーヒーや紅茶に少量の砂糖であれば
むし歯の原因にはならない。正解は×
砂糖が含まれている限りは、少量であってもむし歯の原因になります。
砂糖を含んだ飲料摂取が多いと脱灰している時間が長くなり、むし歯につながることがあります。長時間摂取に気をつけましょう。次の問題へ -
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第10問
砂糖を含むお菓子は食べる回数が多くても
量がすくなければむし歯になりにくい。正解は×
少量であっても、回数が多ければ、脱灰している時間が長くなり、
むし歯になりやすくなります。
砂糖を含むお菓子は、食べるタイミングを意識しましょう。戻る 歯周病編へ -
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第1問
歯周病は進行すると、歯を支える顎の骨が
徐々に失われる病気である。正解は
歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨が壊されていく病気です。歯周病は歯の根のセメント質や歯を骨につないでいる繊維などの組織が壊され、病気が進んでくると歯周病菌はさらに奥に侵入してきて、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。歯周病菌が出す毒素により歯を支える骨が破壊されてしまいます。
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第2問
日本人の成人の約8割の人が
歯周病になっている。正解は
全国的な調査として、6年に1度、歯科疾患実態調査があり、平成23年度の本調査では、日本人の40歳以上の約8割がこの病気に罹っています。
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第3問
歯周病は加齢でおきるものであり、
歯みがきではふせぐことはできない。正解は×
歯周病は加齢が直接的な原因ではなく、細菌が原因です。その治療や予防で大切なことは、その細菌の塊である歯垢を取り除き、歯に付着しないようにすることです。その主役は、みなさん自身による毎日の歯みがきと歯科医師や歯科衛生士等によるケアです。定期的に磨き方の指導を受けて、毎日のご自身のお口のケアを実践しましょう。
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第4問
歯垢は洗口剤などで強く口をすすぐことで、
取り除くことができる。正解は×
私たちの口の中には、何百種類の細菌が暮らしていますが、歯垢はとくに細菌の塊で1/1000gの中に1億を超える細菌が棲みついています。唾液の表面にできる薄い皮膜についたむし歯菌がネバネバした物質を作り自分の家づくりを始めます。すると口の中の細菌たち、特に悪玉の細菌がこの住み家へ多量に侵入して、増えていきます。この状態をバイオフィルムと呼んでいます。この粘々した状態のバイオフィルムは、口をすすいでも取り除くことはできません。
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第5問
歯石は、歯みがきで
とりのぞくことができる。正解は×
歯垢が唾液中のリン酸カルシウムによって硬く石灰化したものが歯石です。歯石は表面がざらざらしているので、歯肉を傷つけ、また、表面にはさらに歯垢がたまりやすくなります。歯石は堅く歯の表面にこびりつき、歯ブラシなどでは容易には取れません。歯石は歯科医院等で歯科医師、歯科衛生士に除去してもらいましょう。
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第6問
歯周病を防ぐには歯の溝の歯垢を
取り除くよりも、歯と歯ぐきの間の
歯垢を除去することが重要である。正解は
歯周病の原因は歯垢で、この歯垢が歯と歯ぐきの境目に付着することから始まります。歯ブラシの毛先を使って、歯と歯ぐきの境目や歯の側面から歯垢を取り除くことが大切です。そこには、歯周病の原因となる空気を嫌う菌がいますので、丁寧に歯と歯ぐきの境目を清掃しましょう。
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第7問
歯周病は
口臭の原因になる。正解は
原因の異なるいろいろな種類の口臭がありますが、主な原因は揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン)です。歯周病原菌は、硫黄より悪臭の強いメチルメルカプタンを大量に産生します。ですから、歯周病は強烈な口臭があります。
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第8問
歯みがきの時に出血するのは
歯周病が原因であることが多い。正解は
歯と歯ぐきの境目の溝からは周病菌が侵入して炎症が起きます。血管の拡張、うっ血が起こる為に歯肉が赤く腫れたり出血しやすくなります。従って、歯みがきのときに出血した場合は、歯ぐきに炎症が起きている場合がありますので、より丁寧な歯みがきが大切です。
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第9問
歯を失う最も多い原因は
歯周病である。正解は
歯周病は歯がある全ての年代の人に発症します。まだ若いからといって安心はできません。歯周病は歯肉炎と歯周炎に分かれていて、ピークは40代や50代です。ただし、若い年代の方でも歯肉炎になって、年齢と共に、歯周炎になって歯を失う原因になります。毎日のお手入れで口の中を清潔に保つことが大切です。
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第10問
喫煙者は歯周病になりやすい。
正解は
喫煙者は歯周病に罹りやすく、また、それが重症化しやすいと言われています。喫煙により歯周組織の抵抗力を低下させ、歯周病を進行させやすくします。喫煙は口内の抵抗力を弱めるだけでなく、自分の歯周組織を傷つけます。喫煙者の方には、歯周病の予防や治療を円滑に進める上でも禁煙をおすすめします。
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